①参道エリア
深大寺通り中央辺り、深大寺バス停より深大寺山門へと向かう参道周辺は、深大寺の言わばメインストリートです。
名物深大寺蕎麦やおみやげを供する店が立ち並びます。門前の華やかな賑わいを感じながら歩きます。
のんびりした参道散策なら、平日がお薦め!
蕎麦店の店先では、可愛らしい石像がお出迎え。
鬼太郎茶屋
深大寺に来た人は必ず立ち寄るという人気スポット。様々な妖怪グッズが並ぶほか、レトロなカフェでは、オリジナルの妖怪メニューをいただけます。2階には「妖怪ギャラリー」も。
②山門周辺
1695年に建てられた、歴史ある深大寺の山門。
赴き深いその茅葺屋根をくぐると深大寺の境内ですが、その前に少し周辺を散歩しましょう。 山門や歩道の脇には豊かな湧き水を湛える池や水路があり、そこを流れる水が心地よい空間を作っています。
山門脇にはひっそりと湧水が流れ落ちる、滝の上には不動明王様(上)
亀島弁財天池は恋物語の舞台(深大寺縁起)(下)
③境内
関東でも屈指の古刹深大寺。縁起は親の反対で離ればなれになった若者と娘が水神深沙大王によりめでたくむすばれるロマンス。
山門をくぐり、正面に建つ本堂。江戸時代の本堂が幕末の火災で消失してしまったため、現本堂は大正8年に建てられました。
本堂・元三大師堂などのほかにも国宝・白鳳仏が安置される釈迦堂など、見所もたくさんです。
元三大師堂
釈迦堂と湧水池
本堂脇の五大尊池
境内のどこかに小さな元三大師像があります、ぜひ見つけてください。
自分の体の悪い所を撫でると治るといわれる
撫で仏「びんずるさん」元三大師堂の縁側に安置されています。
本堂右横実が羽根つきの球になるムクロジの木(下)。
果皮を水に浸けてこすると泡立ち、石けんとして使えるそう!
押し花が入った花おみくじや、全8色のだるまみくじなど、おみやげにしたくなる、深大寺ならではのおみくじ。 凶が多くて厳しいのも有名です。
④開山堂参詣エリア
元三大師堂脇の緩やかな石段を上った先にあるのが開山堂。
元三大師堂を木々の間に背後から眺めることができる、穴場スポットです。
開山堂のそばにひっそりとたたずむ中西悟堂像。
中西悟堂氏は日本野鳥の会創立者であり、深大寺にて僧籍
⑤植物公園深大寺門エリア
開山堂の近くには、神代植物公園の深大寺門があります。
深大寺門を入ると、園内には自然林が広がっています。ちょっと立ち寄り、のんびりと森林浴を楽しむのも良いですね。
深大寺・開山堂の先にある神代植物公園の深大寺門(上)
近くには蕎麦店(玉乃屋・松葉茶屋)。
⑥坂道と延命観音
今度は坂道を下ります。右手に進んで行くと、延命観音が奉安されています。このゆったりとした坂道は、石畳と石の壁が木々の緑をいっそう引き立て、落ち着いた雰囲気の散歩を楽しめます。
祀られているのは、昭和41年秋田県象潟港工事の際に海底から引き上げられた大石。慈覚大師自刻の延命観音が刻まれています。
⑦深沙大王堂
深大寺本堂から西に約120mほど離れたところにある深沙堂。
緑と静寂に包まれた、神秘的な雰囲気をもつお堂です。
お堂の背後には、この地の水源であり、深大寺発祥にかかわる泉があります。
お堂には、恵みの水神として祀られ、縁結びの神としてもあがめられている秘仏・深沙大王像が安置されています。
高さ57cm、どくろの胸飾りをつけ象皮の袴をはき、忿怒の形相すさまじい鎌倉時代の仏像です。
深沙堂の参道にはまた、七福神の恵比寿尊と大黒天の大石像が鎮座しています。
深大寺には十数基の歌碑や句碑があります
「象潟(きさがた)や阿免尓西施(あめにせいし)が合能花(ねぶのはな)」
(松尾芭蕉)
「門前の蕎麦はうましと誰もいふ
この環境のみほとけありがたや」
清水比庵(92歳 生前最後の歌碑)
⑧深大寺西道りエリア
深大寺通りに出て、西側(武蔵境通り方面)へ歩きます。
湧き水で回る「深大寺水車館」や蕎麦店、「だるちゃん」ショップなどが並びます。
⑨深大寺東道りエリア
深大寺通りの東エリアを歩きます。途中から左斜め後ろへ続く道を山門方面へ戻りましょう。こちらも蕎麦店や土産物店で賑わいます。
⑩門前ストリート
深大寺門前に戻ってきました。お土産を買ったり、お蕎麦を食べたり、楽焼きをしたり。門前の雰囲気を存分に味わいましょう!
調布青年経済人会議2012で選定された「調布市民が選ぶ調布のお土産」」
最後に。。。。
やはり、深大寺と言えば「深大寺蕎麦」
深大寺境内周辺には20店舗の蕎麦屋さんがあります。